決まったら考えるよ。

思いついたことそのまま書く。髭剃り、読書、仕事、考えたこと、調べたことを備忘録代わりに。慶應通信で大学生もやっています。

業界人であるということ。

6年前かな。こんなTV番組を見たことがる。

「クラブの裏側!」みたいな番組で、そのクラブのママにスポットライトが当たっている番組。

知らない業界の裏側ってやつは本当に面白くて、

思いもしない気遣いがそこにはあったり、

「そんなことやらんでもいいでしょwww」といった仕事があったりする。

非常に楽しく見ていたのだが、胸を打つシーンがあった。

 

バックヤードで、朝礼のようなものが開催されている場所にカメラが潜入した場面。

クラブのママが今日の目標だとか、予定を話していたところ…あるお嬢さんがこう言った。

 

「カメラさん、私の顔にモザイクかけてもらってもいいですか?」

 

それを聞いた他のお嬢さん方も口々に「私も」「私も」と、言い出す。

 

(あぁ。そうか。みんなやましい気持ちがあるのかな。

 オレも仕事場にカメラなんか入ってきたらモザイクかけてくれって言うかもなw)

 

なんて僕は軽く考えた。

しかしそれを聞いたママは即座にこういった。

 

「今、モザイクをかけてほしいと言ったアナタとアナタとアナタ。

 今すぐここから出て行きなさい。

 人様に見せられない仕事だと思っているってことよね?

 結構です。もうこちらで働いて頂かなくて結構。」

 

慌ててカメラマンがママの場所へ行くと、ママはこう続けた。

 

「この仕事をしていることを人様に見せられない。

 そんなふうに思っている人間が、接客できると思いますか?

 お客様を楽しませることができると思いますか?」

 

衝撃だった。

こんな業界ではあるが、僕の働いている業界も接客業に分類される。

偉そうに部下を抱えてここに居る僕がこんなレベルじゃあ話にならん。

意識が高いって言葉は大嫌いだが、僕は業界にいる資格が無いくらい意識が無かったんだな。

そう思い知らされた。

恥ずかしかった。

 

 

 

その数日後、僕は終礼で10人近くの部下を前にこう言った。

 

「僕はこの業界が嫌いです。好きになれるかどうかまだわからない。

 だけど、この業界で働いていく。

 そう決めた以上、叶えたい夢があります。

 今は3歳にもならない長女に、

 将来胸を張って、

 「お父さんはパチンコ屋さんで働いているんだよ。」

 なんて言ってやることです。

 その為に何をしていいのかは全くわかりません。

 だけど必死に、真剣に仕事をしていたらいつか言えるかもしれません。

 皆さんは、今の仕事を、身近な方々に、胸を張って語れますか?」

 

 

 

偉そうに語った過去があるくせに、

今はまだ娘には言えない。いつになるやらw

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